飲食店の求人・転職TOP 飲食業界の求人・転職コラム 転職マニュアル 飲食店で働くために、本当に求められる人材とは?-飲食店を経営する企業の人事担当に聞いてみた-

飲食店で働くために、本当に求められる人材とは?-飲食店を経営する企業の人事担当に聞いてみた-

飲食店で働く正社員には、様々なスキルが求められます。
もちろんポジションによっても、必要とされる能力は変わってきますよね。

そこで今回は、コミュニケーション能力や積極性など、飲食店で働く人材に求められるポイントは何か、新卒や中途、若手やベテランというようにポジション別に人事担当者の本音をまとめました。

飲食店で働きたい方、または現在も飲食店で働いている方にとっても役立つものになっているかと思いますので、参考にしていただけますと幸いです。


新卒に求められること

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全国でカフェを展開する会社、地域密着型のバル、地産地消の居酒屋など、ひとくちに飲食店といってもその業態や雰囲気はさまざまです。
新卒採用では、フロアスタッフ・調理スタッフと幅広く採用する会社が多く、現時点で持っているスキルよりも、「情熱」や「学び取る姿勢」を重視します。


新卒社員はとくに「好き」を大事にすること!

jinzai01.jpg 「このお店が好き」「飲食の仕事が好き」というこだわりは、大事なポイントです。

新卒人材が仕事で成長するにあたり、「楽しい」という気持ちは欠かせません。
社会に出て、戸惑うこともあるからこそ、仕事を楽しんでもらいたいと思います。

そのためには、一人ひとりが持っている「好き」が必要なのです。

なぜこのお店で働きたいと思うのか?
そもそも、どうして飲食店の仕事を選んだのか?
なにを学んでいきたいのか?

そうした原動力を言葉にし、さらに行動に変えていける人が、飲食店の新卒で活躍できる人材なのです。


飲食店のアルバイト経験はなくてもいいのか?


飲食店でのアルバイト経験は、現場で役に立ちますが必ずしも必須ではないケースも少なくありません。

それよりも求められるのは、できない点を吸収する力です。

何がわからないのか、何が足りていないのか、こうした客観的な判断を受け入れるには、柔軟性が必要です。
新卒採用は社会人未経験という点から、こうした柔軟さを多くの学生が持っています。

その中でも、学ぶ・質問するといった積極性のある人材が評価されます。


中途社員に求められること

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ひとつの飲食店・企業でキャリアを積んでいくことも素晴らしいことですが、スキルアップ・キャリアアップのために転職を選ぶこともあるかとは思います。

そのなかで転職してきた方々、つまり中途採用と新卒採用の最大の違いは「経験の有無」となります。


経験は即戦力としての最大の武器!


まず飲食店が欲しいと思う人材は、即戦力になれる関連した経験がある人です。

調理スタッフであれば、同じ系統の料理店で働いたスキルは武器になります。
店舗スタッフでも、一通り業務の経験がある人は、より高度な仕事をお任せできます。

自らの経験を整理し、スキルを強みとして言語化できるようになっておくといいでしょう。


他業種の経験も武器になる

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かといって、「飲食店経験者」だけが求める人材ではありません。
他業界での経験も、立派な武器になります。

とくに飲食では、お客さまとのコミュニケーションがお店への印象を左右します。
そのため、他の接客業での経験をお持ちの人も、同じように即戦力としての働きを期待できます。

経験があり、そのうえで「柔軟性」を忘れない人は、どんな飲食店でも活躍できるでしょう。
これまでの経験から新しいアイディアを生み出したり、会社のことを理解しやりたいことに没頭できる人が求められます。


若手スタッフに求められること

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この場合、新卒と一緒なのでは?思う方もいるかもしれませんが、少し変わってきます。
新卒/中途に限らず、若手人材に対して求めているのは、「学ぶ姿勢」や「ポジティブな勢い」です。


明るさ!素直さ!


もちろん他のスタッフにも必要なことですが、ここが若手の良さであり、大切なところです。
若いからこその元気、明るさ。
現場の雰囲気も変わりますし、なにより自分自身がポジティブな気持ちになれるかと思います。

若いからこそ素直さ。 変なプライドは必要ありません。
ミスをしたら、言い訳をせずに素直に謝ることです。

もっともっとスキルをあげたい!お店に貢献したい!
そういった素直に学びたいと思える気持ちが必要かと思います。


お店の雰囲気を支える若手のパワー

jinzai03.jpg 飲食店での仕事は、ときに体力仕事になります。

そのため、パワーある若手がお店の雰囲気を支える一端を担ってくれるのです。
古いやり方に捕らわれない柔軟な考え方が、お店に新たな風を吹かしてくれることもあります。

素直に、物怖じせず業務を吸収していく若手は、ときに中堅社員を追い越すスピードで成長していくでしょう。


中堅〜即戦力に求められること

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中堅、もしくは即戦力スタッフともなると、「自分のやりたいこと」だけを考えるわけにはいきません。

どのような規模のお店であれば、「後輩スタッフの教育」など、チームでの働き方を意識する必要が出てきます。


求められる「チーム力」

飲食店では、一人の能力が突出して高くても、一緒に働くメンバーと息が合わなければ業務がうまく回りません。
そのため、中堅スタッフの場合、持ち場を守りつつほかのスタッフをサポートする利他の精神が求められます。

具体的には、新人スタッフや後輩スタッフの仕事に必要なスキルを正しく教え、かつ足りないスキルを伸ばすようなサポート力や、ホールや調理場がスムーズに回るように全体を俯瞰する力が必要です。

早ければ3年以降から中堅スタッフとみなされる飲食店もあります。
自身の経験やスキルを発揮しつつ、チーム力を高めてくれる人材が、そのお店に欠かせない存在となるでしょう。


即戦力〜店長・料理長に求められること

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即戦力、もしくは店長・料理長のクラスでは、さらに高いスキルが求められます。

また、スキルだけではなく店舗の中心として、経営・マネジメント力も必要になってくるでしょう。


高い個々のスキル


まずは、個々のポジションで必要な接客や調理のスキルです。

飲食店のカラーに見合った経験を積んでいるかどうか、飲食店が求める水準に達しているかどうかが第一のポイントになります。


数字に強い人材であること

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さらに数字についても強くなっておきたいのが店長・料理長です。

繁忙期と閑散期の売り上げの違いを把握していれば、必要なスタッフ人数を効率的に考えられます。
損益分岐点となる客数、平均的な滞在時間、食材原価なども、飲食店の売上アップには欠かせないポイントです。


マーケットのニーズを読む力

またこのクラスになるとマーケット(お客さん)の動きを掴むといった、市場調査力のようなものが必要になってきます。

お客さんがお店に求めているのはどのようなサービスや商品なのか。
もし売り上げが下がることがあれば、原因はどこにあるのか。

現場を分析し、常に新しいアイディアを実現させていく積極性・創造性が必要です。


スタッフの憧れであるような人材に

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スタッフへの教育では中堅スタッフよりもさらに広い視野が求められます。
飲食店では、店長や料理長のスキルに憧れを抱き働く人材も少なくありません。

そのため、行動一つ一つがスタッフの手本になることや、具体的なスキルの伸ばし方から、中長期的な人生設計を描く力までが求められます。


本部スタッフに求められること

jinzai10.jpg 飲食店の本部では、会社の中核となる人材採用や各店舗のとりまとめを行うスーパーバイザー、経理といった管理部門の機能を持っています。


高いコミュニケーション能力

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本部ではスーパーバイザーとして会社のコミュニケーションハブの役割を果たすケースもあります。
各店舗の店長や料理長、そして店舗で働くスタッフといった幅広い人たちの意見を聞きとりまとめる能力が必要です。

現場で働く人が、生き生きとやりがいを感じられるよう、条件面や福利厚生の改善などバックオフィス的な役割を担います。

事業成長への関心

事業に関われるのも、本部スタッフの醍醐味です。
会社の経営方針を理解し、数字を達成するために行動に落とし込むスキルが求められます。

さらに、近年では国内展開だけでなく海外進出する飲食店も少なくありません。

現地でのリサーチ力や語学力など多彩なスキルが求められるポジションでもあります。
一店舗の成長だけでなく、会社全体の売上を把握しながら、より大きなプロジェクトに携わりたいパワーある方に向いている仕事です。


人材採用の経験

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本部スタッフとして重要な役割のひとつが、人材の採用です。
新卒・中途・パート・アルバイトなど、あらゆる採用のシーンに関わります。

そのため、他業界での人事経験者や、店舗での採用経験のある人材がこのポジションでは求められます。
飲食店で求められる人材を理解し、かつ会社の魅力を発信できる人が、活躍していけるでしょう。


まとめ

いかがでしたか?

今回飲食店で本当に求められる人材についてお話ししてまいりました。

お話しした中で、転職するときに自分は今どのポジションなのか?をしっかり理解したうえで転職先を考えた方がいいでしょう。

しかしながら、自分の経験だとどこが適正なのか?とわからなくなってしまうこともあるかと思います。


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著者プロフィール
中学3年生のころに親友の実家がやっている和食店を手伝った経緯から飲食の世界へ。 15歳から和食の世界で技術を磨き、留学の際には和食レストランの二番手も経験。不慮の事故で料理人の道が絶たれてしまうが、飲食の世界で続けていきたく企業のエリア料理長として、各店舗の調理スタッフの指導や採用活動に従事する。今までの経験を活かして飲食に関する記事作成や、料理教室の講師として講演活動も積極的におこなっている。

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