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飲食のお仕事体験談
技術もですが、人間的にも成長できると思います。
私が初めて正規雇用社員として働いた飲食店こそがお寿司屋さんでしたが、このお寿司屋さんでお寿司を握ることを任されていました。初めはシャリの分量が一定にならなかったり、刺身の包丁での切り方が均一にならなかったりと大変難しさを感じていましたが、慣れてくると少しずつできるようになり、自分自身でもきれいな形でかつおいしいお寿司を握ることができるようになったと思っています。また活気のあるお寿司屋さんで働いていましたので、お客さんとの接する接し方や常に明るく振る舞う振る舞い方を覚えることもできましたので、少しの間でしたが働いて良かったとこのことができた仕事であると言う事は間違いありません。しかしながらお寿司屋さんには様々な種類がありますので、勤めるお寿司屋さんによって職場の雰囲気やマナーなどが違いますから注意をしなければならないでしょう。
男性ばかりの中で女一人厨房に入り、働く厳しさと、自分の仕事を認めてもらう喜びを学びました。
私が24歳の時、カナダの日本食レストランでキッチンシェフとして雇われました。カナダの日本食レストランといっても、厨房の中は男性ばかりで女性は私だけでした。寿司屋での経験もなく、男性ばかりの中で働くのも初めての私には、毎日が戸惑いと緊張感でいっぱいでした。料理長はまだ若い方でしたが仕事に対してとても真面目な方でとよく見ていただけたと思います。最初は仕事にも慣れない状態が続き、男の中で働いている妙な緊張感も持っていましたがだんだんと仕事が楽しくなり、自分のアイディアも採用されるようになり、二年目にはキッチンの責任者として料理長の下で働かせてもらいました。この仕事場を去る時には、キッチンの方々には、根性と努力の賜物だと言われ送り出されました。
衛生面への考え方や知識を成長させることができた
高級店ではなく、チェーンの寿司屋で調理をメインとして、接客も少し担当していました。飲食店は衛生面に関してはもちろん注意すべきなのですが、生の魚を扱うことがメインでしたので他の飲食店よりも衛生管理にはとても厳しかったです。爪の間を洗う専用のブラシ、調理用具に関してはアルコールで消毒するにしても水気があると効果が半減するといった殺菌の仕方などそれまで知らなかったことが多く勉強になりました。食中毒は絶対に出してはいけないことなので、熱湯での消毒も徹底していましたし、週に1回以上は天気のいい日にまな板を天日干しにしたりと料理以外にも気を使うことが多く大変な業界だと感じた半面、様々な知識を身に着けることができました。また、接客においてはお客様と会話をすることが多く、コミュニケーション能力が向上したと思いますし、飲食以外の業界のことも知ることができ詳しくなることができました。