飲食店に向いている人の特徴10選!役立つスキルや働くメリットも解説
飲食業界は、レストラン・カフェ・バル・居酒屋・ラーメン店など様々な業態があり、
いわゆる”チェーン店”と呼ばれるお店や”個人経営店”など、お店の規模もその種類は様々です。
一方で、「飲食業界はどこも人手不足だ」という言葉を聞いたことはありませんか?
コロナ禍も徐々に落ち着きを見せる2023年、飲食店の人材不足は日に日に深刻化し続けています。
そんな中、未経験で飲食業界の仕事に興味があったり、
飲食業界への転職を考えている方もいるのではないでしょうか。
そこで、そもそも飲食未経験でも転職は可能かどうか?について、
更には飲食店に向いている人の特徴などをお伝えします。
飲食未経験でも転職できる?
飲食業界の求人内容を見てみると、業態や規模にもよりますが
中には「未経験OK!」と記載のある求人も多く見受けられます。
飲食店の基本となるのはサービス(接客)とキッチン(調理)です。
特にサービスは、少しでも接客の経験がある方ならば優遇される企業も少なくないです。
また、マーケティングなどの経験がある方は、今後の出店計画の提案などを行ったり、
不採算店舗の立て直しの際にマーケティングの知識を活かせることもあります。
しかし、たとえ未経験で挑戦できたとしても、労働時間が長かったり体力面の懸念など、
他の業界に比べると飲食店ならではのきつい面も多いので、あなたのやりたいことや特性などを改めて明確にして
じっくりと考えてみることをオススメします。
飲食店スタッフの仕事内容
飲食店は、お客様に美味しいお料理やドリンク、居心地のいい空間や時間を提供し、
その対価としてお金をいただくという仕事です。
それでは、飲食店の仕事は具体的にどんなことをしているのでしょうか?
ホールスタッフ(接客サービス)
ホールスタッフ(接客サービス)は、お客様をお席までご案内したり、オーダーテイクをしたり、
出来上がった料理やドリンクの配膳、お会計などを行なうお仕事です。
お客様と直接触れ合う時間が長いのは間違いなくホールスタッフ。
あなたの印象でお店の印象が決まるといっても過言ではないでしょう。
それくらいお客様にとっては記憶に残りやすいポジションです。
キッチンスタッフ(調理)
キッチンスタッフ(調理)は、食材の仕込みやお客様から受けたオーダーを元に調理をし、
盛り付け、更には食材の在庫管理などを行なうお仕事です。
直接お客様との接触は少ないものの、店の顔でもある料理の味でその店の印象を決定づける重要な役割を持っています。
店長・料理長(マネジメント)
店長は、その店舗の責任者としてお店の売上管理や、備品管理、スタッフの人材育成、
シフト作成、マニュアル作成などお店の運営を行なうお仕事です。
また料理長は、調理場の責任者として食材の仕入れやメニュー考案、販売価格の設定、料理人の育成などを行なうお仕事です。
店長や料理長の役割は、お客様の満足だけでなく、働くスタッフの働きやすさも考慮することが重要で、
お店を円滑にまわすマネジメント力も必須となります。
本部業務
本部業務は、現場ではなく本社にて複数店舗の管理・運営を行なう仕事です。
主に、店舗開発や商品開発、宣伝活動や広報など、お客様の満足度を上げるため、
そして働くスタッフが働きやすい環境作りの起案などを行ないます。
飲食店の仕事に向いている人の特徴
飲食店の仕事やポジションはお店によって異なる部分もありますが、
基本的には全て共通しています。
そこで、飲食店で働くにはどんな人が向いているのか?
飲食店の仕事に向いている人の特徴をお伝えします。
コミュニケーション能力が高く、積極的に取れる人
コミュニケーション能力は、やはり飲食店で働くにあたって必要不可欠と言っても間違いないかと思います。
お客様にとって居心地のいい空間を提供するためには、働くスタッフ同士の雰囲気なども重要です。
様々な人と関わることの多い飲食店では、その都度円滑なコミュニケーションをとることで
良いお店作りへとつながるのです。
料理やお酒に興味があり、食べることが好きな人
食事をすることや、飲食店の空間が好きな人ならば、好きなものに囲まれながら働くことができ、
モチベーションを高めやすい環境と言えるでしょう。
食べることが好きな人は、自店のメニューに自然と興味が沸き、
お客様へ明確にお料理の説明ができるので、業務を覚える時も楽しみながら働けるはずです。
相手の目線で物事を考えられて、柔軟な対応ができる人
お客様へ目配り・気配り・心配りができる人、もしくはそういったおもてなしが好きな人は、
飲食店に向いていると言えます。
声がかかる前にお水のおかわりをお持ちしたり、荷物が多いお客様には荷物入れのカゴをお渡ししたりと、
お客様が求めていることを先読みし、小さな気配りでお客様の感謝を受け取り、
それがやりがいとして感じられるのです。
体力、精神力に自信がある人
飲食店では丸1日たちっぱなしでいることが多く、更にピークタイムともなれば
休憩時間を後回ししたり場合によってはとれないこともあります。
更に様々なお客様を相手にするので、中にはクレーマー気質のような方も。
そんな時には、やはり体力面でも精神面でもしっかりと切り替えられる人の方が、長い間活躍できます。
アイディアが豊かな人
料理はクリエイティブな仕事です。
トレンドは日々変化していますが、それは飲食業界も同様。
伝統的な調理法などは守りつつも、新しいメニューの考案などを積極的に提案できる人は、
そのまま店舗の売上に直結する場合もあり重宝されるでしょう。
臨機応変に判断、スピーディーな対応ができる人
飲食店は、お客様と働くスタッフで成り立っています。
対人とのやりとりなので、時には突発的にトラブルが生じることも。
マニュアル通りでは解決が難しいこともあるので、何が起きたとしても
臨機応変に対応できる人は飲食店に向いているかと思います。
人を育てるのが好きな人
飲食店では一人で業務をこなすのではなく、複数名でチームとなって仕事をすることが多いです。
お店の研修制度にもよりますが、他の業界と比べると後輩の育成を任される機会が圧倒的に多いのも特徴的なので、
人材育成などを通じてやりがいを感じられるはずです。
将来は独立しようと考えている方
飲食店では、働きながらサービスや調理技術を磨くことができ、
「食」の世界で手に職をつけることができます。
更に、ゆくゆくは自分のお店を持ちたいという方にはぴったりの業界。
サービススキルや調理技術は専門学校や独学でも学べますが、実際にお客様を目の前にしてサービスや調理をしたり、
売上の管理などの実務経験を積める部分も、自分のお店を運営していくためにプラスになることでしょう。
数字に強い人
飲食店では心のこもったサービスや美味しいお料理の提供などに目がいきがちですが、数字面も重要となります。 店舗運営を行なうにあたり、人件費や材料費などをしっかりと管理しお店の利益につなげていかないといけません。 また、経営を学びたい!という方にも向いている傾向です。
人が喜んでるところをみるのが好きな人
飲食店は、お客様から「美味しかったよ!」「ありがとう!」など、直接お声を頂く機会があり、
お客様の反応が良い意味でも悪い意味でもダイレクトに返ってくるのが特徴的です。
そのため、目の前のお客様が喜んでいる姿を見ることでやりがいにつながったり、
相手のために尽くすことが好きな人もまたぴったりなお仕事ではないでしょうか。
飲食店の仕事に向いていない人はどんな人?
では反対に、飲食店で働くことに向いていない人はどんな特徴があるのでしょうか?
あなたの特製なども見据えた上でしっかりと理解していきましょう。
決まった仕事だけをしたい人
飲食店では、日々のルーティンワークというよりも、常に臨機応変な対応力が求められることがあります。
その背景としては、営業中におこりうる突発的なお客様からの要望やクレームを頂くことがあるからです。
そのため、毎日決まった仕事だけに集中したいという人は、
お仕事自体になかなかやりがいを感じづらい場合があります。
人と話をするのが苦手な人
お客様はもちろんのこと一緒に働くスタッフ同士、飲食店では1日を通して常に誰かと関わりながら働いています。
そんな中で、そもそも人とのコミュニケーションをとるのが苦手な方だと、
たとえ飲食店で働きたいという想いがあったとしても居心地のよくない環境になりかねません。
チームワークを大切にして働きますので、団体行動が苦手な方もあまりオススメはできないと言えます。
ネガティブ思考の人
飲食店で働いていると、お客様やお店のスタッフなど様々な人と関わります。
時には、ミスが発生して上司に注意を受けたり、お客様からクレームが入ったり。
その時にネガティブ思考でいるとどんどん気持ちが落ち込んでしまい、気が滅入ってしまいます。
また、ネガティブな発言ばかりしていると、お店の士気を下げてしまうこともあり、
周りからの信頼も失ってしまう可能性もあります。
個人プレー思考の人
お店は一人きりで作るものではなく、働くスタッフ全員がそれぞれの役割を持って業務に取り組んでいます。
チームワークが何よりも大切な飲食店では、個人プレー思考だとなかなかやりがいを感じづらい傾向です。
スタッフがみんな同じ方向へ向かっている中、自分だけの想いを貫き通すことが難しいので、
そういった人は飲食店の仕事は向いていないと言えます。
飲食店で働くメリット・やりがい
飲食店と聞くと、「労働時間が長い」、「休みが少ない」、「体力的にキツそう・・」
など、こんなイメージをお持ちの方も多いのではないでしょうか。
ですが、飲食店のお仕事は何もマイナスなことばかりではありません。
そこで飲食店で働くメリット・やりがいについてお伝えします。
接客や調理スキル、店舗運営ノウハウが身につく
飲食店では、実際に働きながらスキルを身に付けることができます。
もちろん専門学校へ通ったり、独学でスキルアップする方法もありますが、
何よりも働いて報酬を得ながら実務経験を積み、
わからないことは先輩スタッフにすぐ聞く事ができるという特別な環境は、
スキル取得できるスピードも速い傾向にあります。
多くの人との出会いがある
飲食店は多くの「人」で成り立っており、正社員だけでなくアルバイトやパート、
契約社員といった多様な雇用形態の人たちが働いています。
そのため、毎日さまざまな人との出会いがあります。
将来的な独立やキャリアアップを目指せる
サービススキルや調理技術、飲食店の店舗運営マネジメント力は、
飲食店でしか身に付けられない特別なスキルです。
その取得した技術や知識を活かし、将来独立して開業することもできます。
達成感を共有できる
飲食店は主に基本的に土日や連休などが忙しく、ピークタイムともなれば
働くスタッフ同士密なコミュニケーションをとることが大切です。
体力的や精神的にきつい部分も多い一方で、無事営業を終えた時の達成感を感じられるのは飲食店ならでは。
しかもそれを一人でなく働くメンバー同士で共有できるのも、
飲食店の醍醐味のひとつなのではないかと思います。
お客様の声・笑顔が直接届く
お客様の感謝の言葉や行動を、ダイレクトに聞けるのも飲食店ならではのやりがいに繋がります。
心のこもったサービスや、美味しいお料理の調理・提供、店内の空間作りなど、
目の前のお客様から直接お声を聞けるのは、大きなやりがいに繫がることでしょう。
お店を作り上げていく楽しさ
他業界ではなかなか経験のできない店舗運営も、飲食店では現場で働きながら学ぶことができます。
店舗の売上管理や仕入れ管理、スタッフの人材育成など、
現場での業務以外にも幅広いマネジメントスキルを身に付けられ、
お店作りの楽しさを体感することができるかと思います。
飲食業界で働くなかで役立つスキル・経験
人と人が関わりあう飲食業界。
その中で、あなたが今まで経験してきたことを活かせることがきっとあるはずです。
そこで、飲食店で働く中で役に立つスキルや経験をお伝えします。
飲食店でのアルバイト経験
飲食店でのアルバイト経験がある人は、その経験を活かすことができます。
業務内容は正社員とは多少異なるかもしれませんが、
コミュニケーション能力やチームワークの大切さは引き続き活用できるスキルです。
接客や販売の経験
他業種とはいえ、接客や販売の経験がある人は飲食店でも活躍できるでしょう。
共通しているのは「人」と関わる仕事という部分。
そのため、周りの人とのコミュニケーション力や、お客様からのクレーム対応、
売上管理などの経験は飲食店でも通ずることが多いです。
英語をはじめとした語学力
2023年はインバウンドの急回復と言われており、それは飲食業界にも大きな影響を与えています。
外国人客や日本へ移住する外国人などが年々増え、それと同時にお客様だけでなく働くスタッフも外国人が増える見込みもあるので、
日本語以外の語学力があると幅広い人たちと円滑にコミュニケーションがとれます。
介護職
介護職は、入居者の方から直接「ありがとう」と言ってもらえたり、
1人ではなく複数名がチームとなって業務を行います。
それは他業種とはいえ飲食業界でも活かせる経験。
また飲食業界同様に、マニュアル通りというよりも時に臨機応変な対応力を必要とするので、
そういった経験があると飲食店でも活躍できるでしょう。
営業職
営業職といえば、なんといっても高いコミュニケ―ション能力を持つことが重要。
顧客対応から始まり、会社の社内でも部署を飛び越えたくさんの人と接する機会があります。
日々の営業活動と並行して、他にも社員の前で行なうプレゼンや会議の準備などもこなす場合もあり、
バイタリティに溢れる体力や精神力の強さは飲食店でも早い段階で力を発揮できるはずです。
飲食店に向いている人必見!自分に合う職種を見つける方法
飲食業界で働くことに興味があったり、飲食店の働き方をもっと知りたいという方は、
そもそも自分に合う職種がわからないという方も多いのではないでしょうか。
そこで、飲食店のあなたに合う職種の探し方についてお伝えします。
実際に働いている人に話を聞く
インターネットや本などで情報収集する方法もありますが、
実際に飲食店で働く人に直接話を聞くことで、よりリアルな実情を知れます。
更に、実際に働いている人はその分経験もあるので、不明点なども細かく聞けます。
興味のあるお店の人たちを直接見てみる
もし「こんなお店で働きたい」と感じる飲食店があれば、直接訪れることをオススメします。
店内やスタッフの雰囲気、更に料理やドリンクを実際に体験することで、お店の理解を深めることができます。
求人サイトをみる
飲食業界の求人情報を見てみるのもありです。
求人サイトにはお店の特徴やオススメポイント、身に付くスキル、
働いている人の人柄などそのお店の情報を集めることができます。
更に、仕事内容や給与などの条件面も記載されていることがほとんどなので、より飲食店で働くイメージがつきやすいかと思います。
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まとめ
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小学6年生の時に某テレビ番組の取材で有名ホテル総料理長に出会い食の世界に魅了されて、中学2年生の時に海外派遣団に参加。シンガポール及びマレーシアへ訪れた際に海外の食を知る。高校1年生から単身カナダへ渡り世界の食に触れ、帰国後は飲食人としての人生をスタート。複数の飲食店でのアルバイトを経験し、新卒で居酒屋リーディングカンパニーの人事労務に勤める。上場及び未上場の飲食企業複数社にて、人事、新卒及び中途採用、教育、経営企画、株式上場などの責任者(部長・局長)を歴任。面接人数は8,000名以上、各専門学校にて就職ガイダンスの外部講師として講演活動も積極的に行っている。
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