【飲食業界の動向】コロナ終息後は転職のチャンス！？今後の飲食店について

2020年から新型コロナウィルスの流行の影響で
飲食業界は大きな打撃を受けました。

そんな中で、
「数々の飲食店は復活してきているけど、
　この状態がずっと続くとは限らない・・」
「飲食店で働くことに興味はあるけど、
　コロナの時期は大変そうだったしちょっと怖いな・・」
など、飲食業界で働くことに対して、不安や不信感を抱いている方も
多いのではないでしょうか。

では、2023年現在の飲食店、そして今後の飲食店はどうなるのか？
飲食業界の動向についてお話します。
※2023年4月時点の内容です。

こんな方にオススメ！
・今後の飲食店、飲食業界について知りたい方
・2023年以降で飲食店に転職を考えている方

この記事を読むことで得られるメリット
・今後の飲食店、飲食業界について知れる
・2023年以降の飲食業界、飲食店の実態を知れる

コロナ終息後の飲食業界の実態

コロナ禍では、外出自粛の要請もあり”外出ができない状況下”で、
飲食店の客数は例年の8～9割減というお店も少なくありませんでした。

あれから3年もの時が経ち、飲食業界も回復の兆しが見えてきた現在では、
「やっと気兼ねなく家族と外食できる！」
「友人と集まってお酒を飲めるなんて幸せ！」
という声が上がるように、以前のように飲食店は賑わいを
取り戻しているかと思います。

その一方で、原材料費の高騰は続いており、
提供する料理などの値上げをせざるを得ないのが現実のようです。

しかしながら、何も悪い情報ばかりではないようです。
というのも、2023年は飲食店の出店ラッシュが始める傾向にあるからです。

2023年春から出店ラッシュの傾向

「なぜこのタイミングで出店ラッシュがあるの・・？」
と疑問に思う方もいるかもしれませんが、
その背景は、2023年の1～2月にかけて飲食店の撤退が
続いたことが影響しているようです。

昨年2022年の飲食業界は、店舗によっては
予想よりも売上が上がらないこともあり、そのため年末を目処に
『閉店』という形を選択するお店も多かったようです。

飲食店が閉店をする時、お店側はお店の大家さんへ
約3ヵ月～6ヵ月前に「お店を閉店します」という
”退去予告”を行う必要があります。
なので、最低3ヵ月前には
『どこのエリアのどんな物件の空きが出るのか？』
という情報が入るようになっており、その退去の時期が
ちょうど2023年1～2月頃に重なったと言われています。

そのため、好立地な物件が増えていく予測が立ち、
新たな店舗がオープンし始める可能性があるのです。

出店ラッシュが始まるということは
『これから飲食店で働きたい！』と思っている方や
『今飲食業界にいるけど、これから他の飲食店に転職しようかな・・』
と思っている方にとって、見方によっては”転職のチャンス”の時期と
考えられるのではないでしょうか。

コロナ終息後のインバウンド需要について

前述のとおり、2023年は各企業で出店が増えていく可能性がありますが、
それは『コロナ終息後のインバウンド需要が高まっている』という部分も
大きく影響を受けているようです。

ここ数年間各国でウィルス感染を恐れ、海外旅行自体ができない時期や
コロナワクチンの接種証明書が必要だったりと、
“海外旅行”は何かと縛りがあったかと思います。

ですが、厚生労働省より2023年5月8日以降
“日本の入国制限の撤廃”が発表され、
今よりも訪日する外国人観光客が増える傾向にあるのです。

また、とある調査では、
”外国人がコロナ終息後に行きたい国ランキング”で
日本が堂々の1位を獲得しており、その理由として
『日本食を味わいたい！』という声が多いと言われています。

日本食が外国人に好まれる理由

外国人にとって、日本食はとても人気です。

その種類は様々で、寿司や刺身、うどん、天ぷら、焼き鳥などの和食、
その他にもラーメン、唐揚げ、たこ焼きなども好まれています。

理由としては、日本食は世界から見ても
『食材が新鮮で、品質がいい』という印象があるからです。

見た目に関しても、日本人特有の丁寧さや繊細さが表れているようで、
『日本食は見た目が美しい』とも言われています。

更に、天ぷらや唐揚げなどの”揚げ物”は、外国人からすると
独特な食感とうつり、自国ではなかなか
味わえない食べ物のひとつとなっているようです。

このような背景もあり、日本食は外国人から期待をされていると言えます。

訪日する外国人観光客はどんなお店に行きたい？

現在為替市場では、”32年ぶりの円安”と言われており、
物価の高騰は深刻化していますよね。

日本で暮らすわたしたちからすると、普段の生活の中で
「モノやサービスの価格が上がっている・・・」
と実感することが多いかと思います。

しかし一方で、外国人の方からすると、日本で外食をすることで
自国で同じものを食べるより、その価格は
2/3、もしくは半額になるなどお得と言われているのです。

そのため、外国人観光客にとっては、寿司やうどんなど定番に人気なお店だけでなく
高級食材を使った料理や、高級なコース料理にも足を運ぶ傾向にあります。

今後需要のある飲食店とは

飲食業界では、その年や時期によってトレンドがあるかと思います。

コロナウィルスの流行が起き始めた2020年は、
テイクアウト、ゴーストレストラン（デリバリー専門店）などありましたが、
2023年以降、今後はどんなお店に需要があるのでしょうか？

会員・紹介制の高級レストラン

多くの人が外食を控えていたという背景もあり、
今後ますます『外食をすること』自体『特別感』を持つ方が増える見込みです。

そのため、一度の外食に対して高い価値を求める傾向にあり、
”会員の人だけ””紹介された人だけ”が入れる特別な空間が
より重要視される時代になりそうです。

また、インバウンド需要が高まるという部分でも、
外国人のお客様にも人気が高まる傾向にあります。

専門店

“専門店”は以前からありますが、今後なぜ需要が高まるのでしょうか？
その答えは、ここ数年でテイクアウトやゴーストレストラン（デリバリー専門店）の
需要が高まったことが関係しているようです。

あなたは、お店で何かテイクアウトをするなら
どんなものを注文したいですか？

例えばカレーのお店でテイクアウトをするなら、
「人気のシンプルなカレーもいいけど、せっかく持ち帰るなら
　お店限定カレーでも買ってみようかな！」
なんて思う方もいるのではないでしょうか。
専門店もこのような心理が働きやすいと言われていて、
『ここでしか食べられないメニュー』を求めるお客様が
ますます増える可能性があります。

低価格の大手チェーン店

外食は高級思考となっている一方で、長年根強く人気なのが
低価格の大手チェーン店です。

普段から幅広い客層の中で馴染みがあり、
誰でも気軽に入りやすいお店として
もはや多くの方の”生活の一部””となっているのではないでしょうか。

2020年に突如起こった緊急事態宣言の影響で、
いつも行っていたお店へ行けなくなってしまった
という経験をしている方も多いかと思います。
その反動もあり、より需要が高まる傾向にあるのです。

ファストカジュアルフード

ファストカジュアルフードとは、”ファストフード”とファミリーレストラン”の
中間となる業態です。

お店の形式はファストフード店とほぼ変わらないのですが、
提供するメニューは『使用する素材へのこだわり』が強く
基本的にはお客様から注文を受けてから作ります。

年々健康思考の方が増えていく中で、
「多少価格が上がったとしても、体にやさしいものが食べたい」
と感じる方も多くなってきているので、
こだわりの食材を出来立ての状態で楽しめるファストカジュアルフード店は
今後更に人気が高まる可能性があります。

今後需要のある飲食店の出店エリア

わたしたちにとって”衣食住”は生きていく上で重要なものですよね。
その中に『食』があるように、外食・飲食の市場は
なくなることはないと言われているようです。

では今後飲食店の出店は、国内のどこのエリアに広がっていくのでしょうか？
2023年以降需要のある飲食店の出店エリアについて予測しお伝えします！

今後は郊外のエリアがアツイ！？

2023年以降飲食店の出店エリアは、
徐々に都心から郊外へうつる見込みが立っています。
というのも、コロナウィルスの感染者数が緩和してきたことがきっかけで
国内外問わず、これから旅行客”が増えていくことに関係してくるのです。

外食することと同様に、わたしたちは旅行することに制限があったかと思います。
今までずっと我慢していた分、これからは益々地方へ足を運ぶ方が
増えていくのではないでしょうか。

また、以前にも述べたように”インバウンド需要”が高まっている背景もあり
今まで以上に外国人観光客が増えることが予測されます。

初めて日本に来る外国人は、だいたいが日本三大都市である
『東京・大阪・愛知（名古屋）』へ足を運ぶ方が多いのではないでしょうか。

そのため、まずは都心にある飲食店へ行くことが多いかと思うのですが、
訪日する外国人の中では、日本へ来るのが2回目以降という場合も
少なくなく、そういった方たちは都心よりも
『まだ行ったことのない町』へ行く可能性があります。
そういった意味でも、郊外の飲食店は需要が高まるのではないか？
と言われているようです。

特に需要が高まりそうな場所はというと、
『新幹線で停車する郊外の駅』がある町です。

例えば、新神戸・岡山・徳島・仙台・盛岡など、
各新幹線で東京・大阪・名古屋近辺の駅以外で停車する駅は
国内外観光客としても行きやすいため、新たな出店が増える可能性があります。

なので、
「転職を機に引っ越しをしてもいい」
「転職のタイミングで地方へ行って挑戦してみたい」
という方はいいかもしれません。

とはいえ、まだまだ都心での出店も続くようです。
その理由としては、都心での新しい商業施設が続々と
オープンしていく予定があるからです。

商業施設がオープンするということは、
その分新しい飲食店も必要になっていく可能性が上がるのです。

まとめ

今回は、【飲食業界の動向】2023年は転職のチャンス！？今後の飲食店
についてお届けいたしました！

とはいえ
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