【SNSの拡散で大炎上】飲食店で起こる迷惑行為が減らない理由
ここ数ヵ月間で、回転寿司チェーン店を始めとした飲食店での
迷惑行為が相次ぎ、SNS上で拡散されたことにより深刻な社会現象となりました。
加害者は軽い気持ちだったとしても
被害を受けた飲食店側からすると、企業としてのイメージは著しく低下し、
大きな損害を負うことになります。
特に、飲食業界へ転職をお考えの方は、
少なからずとも不安な気持ちになりますよね・・。
そこで、飲食店で起こる迷惑行為はなぜ減らないのか?
その理由と、これ以上迷惑行為が起こらないための対処法についてお話します。
こんな方にオススメ!
・飲食店で起こる迷惑行為が減らない理由が気になる
・飲食店で迷惑行為が起こらないための対処法を知りたい
この記事を読むことで得られるメリット
・飲食店で起こる迷惑行為が減らない理由を知れる
・飲食店で迷惑行為が起こらないための対処法を知れる
飲食店で実際に起こった迷惑行為
『飲食店で起こった迷惑行為』と聞くと、回転寿司チェーン店のニュースが
頭に浮かぶ方が多いのではないでしょうか。
ですが、実際には他にも様々な飲食店が被害を受けているのです・・。
それでは、実際に起こった飲食店の迷惑行為についてお話します。
※2023年4月時点の情報です。
スシロー(回転寿司チェーン店)
2023年1月に『ペロペロ事件』と呼ばれたスシローでの迷惑行為です。
店内のボックス席にいた高校生が、卓上に設置されているしょうゆの差し口や湯呑みを舐めまわし、
元の位置に戻すなどの迷惑行為があり、その動画をSNSで拡散されるというニュースがありました。
【迷惑行為後の対応】
・スシロー全店の卓上に備え付けてある食器や調味料の使用を
懸念があるお客様に対して、代替品を用意した
・テーブル席と寿司レーンの間にアクリル板を設置した
・刑事、民事の両面から訴訟を起こした
はま寿司(回転寿司チェーン店)
2023年1月に、若い男性が寿司レーンに流れる2貫の寿司のうち、1貫を食べるという迷惑行為がありました。
また、他人が注文した寿司にわさびを入れたと思わせる行為があり、
その動画をSNSで拡散されるというニュースがありました。
【迷惑行為後の対応】
・警察へ被害届を提出した
資さんうどん(うどんチェーン店)
2023年1月に、卓上にある天かすを男性が共用のスプーンでほおばるという迷惑行為があり、
その動画をSNSで拡散されるというニュースがありました。
【迷惑行為後の対応】
・店内の消毒をした
・懸念があるお客様に対して、天かすの代替としてとろろ昆布を個包装にしてお渡しした
・つぼ漬けはお皿に小分けしたものを用意した
・警察へ被害届を提出した
吉野家(牛丼チェーン店)
2023年2月に、男性が卓上にある共用の紅ショウガを自分の箸で食べるという迷惑行為があり、
その動画をSNSで拡散されるというニュースがありました。
【迷惑行為後の対応】
・該当する店舗を一時閉店、紅ショウガの破棄をしたのちに交換した
・カウンターにある什器や調味料入れなどの備品を消毒、洗浄した
カラオケまねきねこ(カラオケチェーン店)
2023年2月に、マイク用の除菌スプレーを許可なく使用し、
ライターで引火させるという迷惑行為がありました。
また別日には、ドリンクバーにあるソフトクリーム機に直接口をつけるという行為もあり、
その動画をSNSで拡散されるというニュースがありました。
【迷惑行為後の対応】
・警察に相談した
・該当する店舗ではソフトクリーム機を一時中止し、点検、洗浄をした
・全店で機器の洗浄、衛生管理を徹底した
飲食店での迷惑行為で発生した被害額とは
迷惑行為を拡散された動画がSNSで炎上し、
その関係で様々な飲食店が被害を受けています。
たとえ加害者の数分間の悪ふざけだとしても、
そのたった数分間が企業にとってはとてつもない大損害になってしまいます。
企業によっては、お客様が1%減ってしまうだけで
なんと約10億円ほどの損失となってしまうのです。
どんなに小さな悪ふざけだとしても、不正行為は不正行為。
加害者本人には、数10億円~100億円の賠償請求がされることもありえるので、
そういった軽率な行為は一生を棒にふることになりかねます。
飲食店での迷惑行為が減らない理由
今から遡ること10年ほど前の2013年。
当時、『バイトテロ』が世間を騒がせていました。
バイトテロというのは、アルバイト店員の悪ふざけによる不適切な行為を
SNSなどで拡散し、そのアルバイト先の企業のイメージが悪化してしまうことです。
バイトテロはインターネット上でシェアされたことが発端となりましたが、
このように、飲食店での迷惑行為はSNSの拡散から広がります。
ではなぜ、わざわざそういった迷惑行為をシェアしようと思ってしまうのでしょうか?
SNSを利用する人の心理とは
迷惑行為は、SNSを利用する人の心理に関係してくる可能性があります。
『他の人よりも自分の投稿を目立たせたい!』
『自分の投稿をもっと多くの人に見てもらいたい!』
といった、”承認欲求を満たしたい”という気持ちが、
原因のひとつになる場合があるのです。
今やSNSは身近にある時代です。
インターネットがあれば、世界中の人たちと繋がることができます。
なので、誰でも気軽に写真や動画などを投稿することができます。
一方で、自分の投稿に対する周りの反応や、他人の情報も簡単に入ってきやすくなり
そういった背景から、人によっては
『周りの人より目立ちたい・・』
とい心理に陥り、悪ふざけを思いついてしまう場合があるのです。
ショート動画の人気が高まった
迷惑行為は、TikTokやYouTubeInstagramなどの
ショート動画の普及が大きな影響を及ぼしているようです。
SNSを開けば、たちまちいろんな動画が流れてくるので
投稿をする時に、『短い時間でどれくらい強いインパクトを与えられるか?』
という部分に意識が向きやすくなります。
今は、スマートフォン一台あれば誰でも簡単に動画の撮影ができるので、
不定切な動画がなかなか減らないのが現状なのです。
飲食店で迷惑行為が起こらないための対策方法
個人の承認欲求を満たすことやショート動画の普及など、
迷惑行為の要因は様々かと思われますが、
これ以上飲食店で迷惑行為が起こらないために
お店側としての対策も重要になるかと思います。
そこで、お店側として迷惑行為が起こらないために
できることはあるのでしょうか?
迷惑行為自体できないような仕組みを作る
個人の悪ふざけ自体を止めるというよりも、まずはそういった行為が
できないような環境を作ることは大切です。
迷惑行為が起きてしまう場所は、主に店内の卓上で行なわれるケースが多いかと思います。
なので、卓上の調味料や箸などの備品は、事前に個包装のものを用意したり、
コップなどの衛星面に懸念が残るものは、店員からお客様へ直接渡したりと
”他人がどこかで触れているのではないか?”という不安を感じさせない取り組みが重要です。
監視装置を設置する
店内の監視体制を整えることで、迷惑行為防止に繋がる可能性が高まります。
近年では、様々な場面でAIの導入が実現されており、
その中で監視カメラにも搭載しているものがあります。
実際に導入しているのが、大手回転寿司チェーン店である『くら寿司』。
こちらは業界初の試みで、新AIカメラシステムを全店舗に設置し、
『外食する時に回転寿司に行くのはちょっと不安・・』
という懸念を取っ払う施策となっています。
このシステムは、万が一迷惑行為が起きたとしても
AIのカメラがリアルタイムに不正行為を確認し、該当する店舗へ連絡がいくようになっています。
そのため即座に対応することができ、大きな被害を未然に防げるのです。
最後に
今回は、【SNSの拡散で大炎上】飲食店で起こる迷惑行為が減らない理由
についてお届けいたしました!
飲食店での迷惑行為は、たとえ軽い気持ちでやってしまったとしても
それは店舗にとって大損害になります。
更に、企業のイメージダウンになり、多大な損失に見舞われます。
飲食業界へ転職をお考えの方にしてみれば、
「転職先のお店でも同じようなことが起きたらどうしよう・・」
「飲食業界の転職ってやっぱり心配だな・・」
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著者プロフィール
小学6年生の時に某テレビ番組の取材で有名ホテル総料理長に出会い食の世界に魅了されて、中学2年生の時に海外派遣団に参加。シンガポール及びマレーシアへ訪れた際に海外の食を知る。高校1年生から単身カナダへ渡り世界の食に触れ、帰国後は飲食人としての人生をスタート。複数の飲食店でのアルバイトを経験し、新卒で居酒屋リーディングカンパニーの人事労務に勤める。上場及び未上場の飲食企業複数社にて、人事、新卒及び中途採用、教育、経営企画、株式上場などの責任者(部長・局長)を歴任。面接人数は8,000名以上、各専門学校にて就職ガイダンスの外部講師として講演活動も積極的に行っている。
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