伊勢角屋麦酒

『伊勢角屋麦酒』は、天正3年（1575年）創業、440余年の歴史を持つ伊勢角屋が運営するクラフトビール居酒屋です。

織田信長や豊臣秀吉、徳川家康が覇権を争った戦国時代に始まったその歴史は、伊勢神宮の参拝客を迎える茶屋「角屋」として、餅を作り、味噌・醤油を作り、長旅で疲れた旅人をもてなし、癒してきた物語でもあります。その醸造技術から発展し、現代の伊勢角屋麦酒のクラフトビールが誕生しました。

現在、東京都内で展開する店舗では、伊勢角屋麦酒の樽生13タップと、100年前から木樽で作り続けている伊勢角屋の味噌と醤油を使った和食で、"御食つ国"三重県の食材をお楽しみいただけます。
三重は南北に長く複雑な海岸線を持つ半島であり、海、山、里など豊かな自然に恵まれた『食の宝庫』。伊勢海老、松阪牛、尾鷲鮪、的矢湾の牡蠣、志摩の鮑などを初めとして数多くの魅力的な食材を有しています。

そして、私たちが提供するのは、単なるクラフトビールとお料理ではありません。
440余年の伝統的な醸造技術から生まれたクラフトビールと、伊勢海老、松阪牛、的矢湾の牡蠣など三重の豊かな食材を使った料理で、お客様に特別なひと時をお届けする。

「伊勢から世界へ」を合言葉に、440余年の伝統と現代の技術が融合した、唯一無二の食体験を届け続けています。

【現場のチームについて】
伊勢角屋麦酒の各店舗では、30〜40代が中心ですが、飲食業界の経験者だけでなく、未経験からスタートした仲間も多数在籍しています。
クラフトビールの専門知識を持つ者、日本酒や焼酎に精通した者、和食の技術を極めた者まで、それぞれが独自の強みを活かして活躍中です。

また、国籍も様々で、多様な文化や価値観を尊重し合う、オープンな雰囲気です。
年齢や役職に関係なく、誰もが自由に意見を出し合い、日々お店を良くするためのアイデアで溢れています。


【私たちが、本当に仲間として迎えたい人】
私たちが採用で何よりも大切にしているのは、その方のスキルや経歴以上に、「性格のいい人」である、ということです。

仲間への感謝を「ありがとう」と素直に伝えられる心。
困っている人に、さっと手を差し伸べられる気配り。
そして、新しいことをスポンジのように吸収する、素直な姿勢。
サービスであれば、お客様を安心させる「笑顔」。調理であれば、予期せぬ事態にも対応できる「柔軟性」。

仕事はできるけど、嫌なヤツ…は、私たちは求めません！
技術は後からいくらでも教えられますが、人柄こそが、お客様を幸せにし、最高のチームを創るための、最も大切な土台だと、私たちは考えています。

【クラフトビール：440余年の醸造技術が生んだ世界品質】
古来より受け継がれた醸造技術を基に、第21代目当主の鈴木成宗が1997年よりクラフトビール作りを開始しました。
自然界のさまざまな場所や植物などから採取した酵母を培養し、高品質なホップを駆使して多種多様なビール作りをすることが特徴です。
現在では、アメリカ、カナダ、シンガポール、台湾をはじめ様々な国からの引き合いにより海外への出荷も増加中です。

2000年にJapan Beer Cupで金賞を受賞したのを皮切りに、2003年には日本企業で初となるAIBA金賞とベストオブクラスウィナー賞を受賞。
2017年にはビール界のオスカーと呼ばれるIBA（The International Brewing Awards）で金賞を受賞するなど、世界中のビールコンペティションで金賞の常連として、国内外に熱狂的なファンを持ちます。


【料理：100年前から木樽で作り続ける味噌・醤油と三重の恵み】
私たちの料理の根幹にあるのは、100年前に角屋の18代目鈴木藤吉が導入した醸造機器を今でも使い続け、昔ながらの木樽での仕込み、長期間の熟成により作られる味噌・醤油です。
特に伊勢醤油は、一般的な醤油が大豆と小麦の比率1：1に対して、大豆：小麦＝7：3という独自の配合で、色は濃くまろやかで深い旨みとコクが特徴。伊勢神宮に奉納され、伊勢志摩サミットでも各国首脳にもてなされました。

この伝統の調味料と、"御食つ国"三重の豊かな食材—伊勢海老、松阪牛、尾鷲鮪、的矢湾の牡蠣、志摩の鮑—が織りなす料理は、クラフトビールとの素晴らしいハーモニーを奏でます。