株式会社板室観光ホテル大黒屋

大黒屋は栃木県那須エリア、自然豊かな日光国立公園内にある板室温泉郷に位置し、450年以上の歴史を誇る温泉旅館です。
1990年頃から「保養とアートの宿」というコンセプトのもと、温泉とアートを融合させた独自のサービスを提供しています。
私たちは、自然、アート、日本文化を大切にしながら、地元の食材を活かした料理や、温泉による癒しを通して、お客様の心身を整えることに努めています。また、宿泊だけでなく、毎月サロンで開催する「展覧会」や「音楽会」などの文化事業も積極的に展開しています。
「美意識」を持って心休まるアートのある場をつくることが、私たちの目指すべきところです。温かいおもてなしとともに、クリエイティブな体験を提供する場として、日々進化を続けています。

大黒屋で働く人々は、自然とアートに対する愛情を持ちながら、お客様に対して温かく思いやりのある接客を心がけています。
私たちは単なる宿泊業ではなく、豊かな自然環境と芸術に触れ、心を癒し、感性を磨く場を提供しています。そのため、スタッフには「自然」や「芸術」に対する興味と感受性が求められます。
働くスタッフの多くは、日常の中で自然の変化や季節の移り変わりを観察し、その気づきをお客様との会話に取り入れたり、アート作品を通じた独自の解釈をお客様に伝えることに喜び楽しみを感じています。
「人を思いやる接客」を大切にする私たちの職場には、長年勤務しているベテランから、新たに加わった若手まで、幅広い年代のスタッフが在籍しています。
お互いを尊重し、協力し合いながら、日々の業務に取り組む姿勢が根付いています。例えば、自然を愛するスタッフが季節の見どころを案内したり、アートに詳しいスタッフがギャラリー案内をするなど、各自の強みや個性を活かしながら働ける環境があります。
大黒屋では、自分から考え、行動することが求められます。単に指示に従うだけではなく、スタッフ一人ひとりが自ら工夫し、サービスを創り上げていくことが大切です。これはお客様とのコミュニケーションにも表れ、自然やアートを通じて心温まる接客を提供しています。特に、季節や自然の美しさを観察し、それをお客様に伝えることは、私たちの大切な役割の一つです。
さらに、私たちは部門を超えたチームワークを大切にしています。例えば、ショップスタッフが配膳のサポートに入ったり、時にはお客様に特別な体験を提供するために、スタッフ全員で協力することもあります。このような協力的な環境が忙しいときにもスタッフ全員が一丸となって業務を進める原動力となっています。
大黒屋は、自分の趣味や個性を活かしながら働くことができる場所でもあります。自然やアートに興味を持ち、思いやりのある接客を大切にする方には、ここでの仕事が大きなやりがいとなるでしょう。自分自身の成長とともに、お客様にとってもかけがえのない時間を提供することができる職場です。

大黒屋は、450年以上の歴史を持つ温泉旅館として、伝統と現代の文化を融合させた特別な体験を提供しています。自然豊かな環境に位置し、訪れるお客様には、日常の喧騒から離れ、心身を癒す時間を過ごしていただけるよう、スタッフ全員が心を込めておもてなしを行っています。温泉だけでなく、アートや音楽を通じて新たな感覚を育むことができる点が、私たちの旅館の大きな魅力です。
リピーター率が70％を超えるのも、大黒屋の強みの一つです。長年にわたる信頼関係が築かれており、毎年複数回訪れるお客様が多いのは、私たちが提供する環境やサービスが高く評価されているからです。訪れるお客様は、自然やアートに深い理解を持ち、心地よいコミュニケーションが自然と生まれます。これにより、スタッフにとっても非常にやりがいのある職場となっています。
お料理と器へのこだわりも、大黒屋の魅力の一部です。特に「お部屋食」は、プライベートな空間でゆっくりと食事を楽しみたいお客様に大変ご好評をいただいております。料理だけでなく、器にも特別なこだわりがあり、全国の工芸作家が手掛けた美しい器を使用しています。料理と器の調和を通じて、季節の移ろいや地元文化を感じていただけるよう心がけています。日本食文化の伝統を尊重し、四季折々の食材を生かした料理を提供し、豊かな食体験をお届けしています。料理と器が織りなすハーモニーは、目と舌の両方を楽しませるものとなっています。
毎月企画される展覧会も大黒屋の特徴の一つです。美術作家を招き、月ごとに新しい作品やアート体験を提供しており、多くの芸術家との出会いが、お客様に特別な魅力を提供します。この取り組みは、温泉とともにアートや文化に触れ、心身を癒す時間を提供しています。特に菅木志雄倉庫美術館では、現代美術作家・菅木志雄氏の作品を常設展示しており、芸術愛好家にとっても見逃せないスポットです。
労働環境の改善にも取り組んでおり、一般的に厳しいと言われる旅館業界の労働環境を大幅に改善しています。年間65日前後の休館日を設け、月平均残業時間は20時間以下（調理部門は30時間以下）と、業界水準を大きく下回る働きやすさを実現しています。さらに、有給休暇の取得率は80％以上で、スタッフがしっかり休息を取れる環境が整っています。
自然豊かな環境で働ける点も大きな魅力で、リラックスした空気の中で心地よく働けます。スタッフが心身ともに健康でいられることが、結果的にお客様へのサービス向上にも繋がっています。このように、大黒屋は伝統、リピーターとの絆、アートとの融合、働きやすい環境、さらに料理と器へのこだわりを特徴とし、多くの方に支持され続けています。